コヒ簿

ゲームの感想を書いたり書かなかったりします

コヒボのたぶん共感されなさそうなポケモンの遊び方

【注意】ポケットモンスター ルビー/サファイアのネタバレを含みます。

 

 

ポケモンって普通2タイトルで発売されますよね。皆さんは何で選びますか?

一般的には看板であるパッケージの伝説ポケモンで選ぶ人が多いのでしょうか。あとは単純にそのバージョンのイメージカラーで選ぶ人も多いのかな。いつもなんとなく暖色と寒色に分かれてますよね。あとは少数派になりそうな方を選ぶ人もいるみたいです。交換とか捗りますし、フレンドさんと遊びやすくていいですよね。

これはたぶん共感されることが少ないと思うのですが、実は私コヒボはリーク情報を探したり発売して日が経って攻略情報が出てからどっちのバージョンを買うか選びます。片方にしかでないポケモンの情報が確定してから好きなポケモンがいる方を買うということです。攻略情報のポケモン図鑑を見るんですね。初見の新ポケモンの進化形とかも見ます。どっちかにしか出ないやつとかいないかチェックしてから選ぶ。これ、理解(わか)ってくれるひといますか?

小学生の頃に初めて買ったポケモンサファイアでした。両方買うなんて大人な遊びはお母さんが許してくれません。ここまでいえばもうお分かりですね、そうです、僕はクチートダーテングが欲しかったんですね。ルビーにしか出ねえんだこいつら。もう既に(はがねタイプかっけえ~)とか思ってたし、(あくタイプかっけえ~)とか思ってたんです。今と変わってません。もちろん(カイオーガかっけえ~)(青色が好きだからサファイアにしよう!)と思ったので意気揚々とサファイアを買ったわけですが、それでも(うわぁ......ルビー選んどけばこの子たちと冒険できたのに~)みたいな気持ちは大きかったです。そのくらいクチートダーテングと……忘れてました、あとザングースも! 魅力的ですよね。かわいいんだかっこいいんだこいつら。

とはいっても、たぶん、僕の場合は小学生の頃にどっちを買ったとしても全く同じ後悔をしていたことでしょう。人は何を選んでも必ず後悔する生き物だと、ゲーフリは子供たちに教えてくれてるわけです。幼児に対してなんて深い教示を。小さな少年の心を締め付けそして強くしてくれたのはいつもゲーフリでした。え? ルビーを買った友達に交換してもらえばいい? え? ともだち? え? いつもひとりで遊んでいたけれどともともともともともとも

 

あとは旅パもですね。皆さんは何で選びますか?

普通に冒険して出会ったお気に入りのポケモン達で構成されるのが一般的だと思います。強さとかタイプ被りとかで入れ替えがあったり、明確にパーティーから外すことはなくボックスを使って実質10匹くらいの手持ちで最後まで行く選択肢もありますよね。今はがくしゅうそうちの仕様変更によって、そういう遊び方もやりやすくなりました。

これはたぶん共感されることが少ないと思うのですが、実は私コヒボはリーク情報や発売して日が経って攻略情報が出てから選びます。片方にしかでないポケモンの情報が確定してから、ソフトを購入する前にリークや攻略サイトポケモン図鑑の情報を見ながら好きなポケモンの目星をつけて旅パ理想図を描き、ようやくソフトを買って、僕の考えた最強の旅パの完成を目指しながら冒険を進めるということです。最終的にはこの6匹が俺のご機嫌な最高の旅パになるであろうと事前に決めるスタイル。物語を進めながら(そろそろアイツが出てくる場所になるな)とか目処がつく感じですね。これ、共感(わか)ってくれるひといますか? 

小学生のサファイアで遊んでた頃に、出現率の低いポケモンの情報が得られなくて、後で存在を知り(もっと早く出会ってたら旅パに入れてたのに~)みたいな後悔をよくしてました。もうお分かりですね、そうです、ナマケロです。ケッキング超カッコいいじゃ~ん。トウカのもりに出るって知ってたら頑張って探してたのに~。グラエナもそんなイケメンになるって知ってたら最初からパーティーに入れてたのに~。たしかアクア団(マグマ団)のボスが先頭バッターとして使うまでは誰も使わないんじゃなかったかな。あく単タイプでイケメンで威嚇もできるってモテ要素しかありませんよね。

こういう「存在を知ってたら旅パに入れてたのに」的な後悔をするのが嫌で、前もって図鑑を見ながら気に入りそうなポケモンに唾をつけておく人間になったのです。「いやいや、後でゲーム内の図鑑で生息地を見て捕まえてからレベル上げて、レギュラーメンバーに入れればいいのでは? みんなそうしてるよ」って思われるかもしれませんが、それはなんか違うんですよね。可能な限り最初の出会いから捕まえたい。出来るだけ長く一緒に旅をしたい。普通にステージを順番に攻略して行き、好きなポケモンを出会える順に手持ちにして行きたい。この気持ち分かってもらえますでしょうか……たぶんこれ自体に共感してくれる人は多いと思うんですよね。やっぱ一緒にジムを攻略したり悪の組織を倒したり、冒険の中のドラマに一緒にいて欲しいじゃないですか。僕はこれがクソデカ感情となり「旅を楽しむなら好きなメンバーじゃないと嫌だ→出現率が低すぎて会えなかったりそのバージョンに出ないポケモンもいるのは困る→好きな子と遊ぶために前もって出現情報を調べておこう」的な突っ走り方をして、これから遊ぶゲームの攻略サイトの図鑑や内定情報のリークを見るようになってしまったわけです。ポケモンではなくバケモンになってしまったわけです。

「でも、それだと初見の新ポケモンを発見してナンダコイツハ!?って未知のポケモンを見つけるワクワク感を楽しむことができないのでは?」って思われるかもしれませんが、それはそうです。僕はそれを遥かに上回るくらいに「お気に入りのポケモンを旅パに入れ逃してシナリオを進めること」への抵抗があるわけです。天秤にかけた結果、こっちのほうが僕は楽しめると判断したのです。これ、共感してくれる人いるのかなぁ。世間では新ポケモンのネタバレ拒絶派が圧倒的多数な気がしますよね。

ちなみに、攻略サイトを事前にチラ見するとはいえ、ポケモン図鑑のページだけを見るので基本的にシナリオのネタバレは踏みません。僕はポケモンのストーリーガチ好き勢でもあるので、シナリオのネタバレは見ないようにめっちゃ気をつけてます。今のところポケモン図鑑を見るだけなら大丈夫でした、僕の場合は。とはいえ何をネタバレとするかの線引きは人によって違うので注意が必要です。念のためなのですが、もしも、僕のこの上記のやり方で初見のポケモン作品を遊んでみようと思った方は一応気をつけてくださいね、いないとは思いますが……。

本当にポケモンのストーリーはガチで好きなのです。そのせいで自分の旅パにやたらうるさく拘るようになってしまった側面もあるかもしれないです。ポケモンのシナリオって実はかなりめちゃくちゃ半端なく面白いですよね。9作品(世代)もありますし。悪の組織とかポケモンリーグとかジムリーダーとかにも魅力的な要素がたくさん詰まってるので、もしかしたらいつか「ポケモンのシナリオはいいぞ」って感じのオタク語りを記事にして投稿するかもしれません。たぶん、かもしれない、0%とはいってない、先延ばしやるやる詐欺人間なので、ね、やったりやらなかったりするかもしれない。

不思議なもので、こんなに熱弁しといてアレですが、実はポケモンの情報を事前に得てから本編を遊んでみても、結局最後のパーティーは最初に決めた6匹とは違うメンバーになったりしちゃうんですよね。理想の旅パにいれる予定ではなかったけど、なんか知らんけど気に入ってしまいレギュラー入りを果たすダークホースが必ずいるんです。ポケモンは単純には行かないですね。不思議な愛着が湧いたりね。思ってもなかったドラマが生まれたりしてしまう。ポケモン最高だぜ。

 

そういえば手持ちといえば、最初に選んだ御三家……どうしてますか?

これもたぶん共感されない話なんですけども、私コヒボは基本的に途中でパーティーから外します。薄情者に思われそうですよね。詳しくいうと、例えば最初に水タイプの御三家を選んだなら、途中で俺の理想の旅パ候補と事前に目星をつけている水タイプのポケモンを入手次第、交代することになります。それはその御三家が好みのポケモンじゃなかったから、ではありません。

これは上手に言語化できていない、凄く伝えにくい感情なのですが、僕はゲームでごっこ遊びがしたい人間なんですね。例えばポケモンSVのシナリオを遊ぶとして、僕はその主人公になりきって冒険がしたいわけです。僕はパルデア地方の一般人なわけです。で、博士的な人に、今作では校長先生に、御三家の内の一匹を貰う流れですね。でもね、こいつらって結構特殊なポケモンじゃないですか。基本的に野生はいないし、野良トレーナーは普通使わないし。あの世界では認知されて受け入れられてるけど、やっぱり数の少なさ的に希少な感じしちゃうじゃないですか。面倒な人間の僕はなんかそこに違和感を覚えてしまいまして。僕は超越した存在に選ばれたわけでもなく、勇者の血筋に生まれたわけでもない。基本的にポケモンの主人公はいつも「ポケモンに好かれやすくバトルのセンスがあってコネに恵まれてる一般人」じゃないですか。博士的な人に目をつけて貰ったという強運やコネで御三家を手に入れてるところあるじゃないですか。他のみんな(NPC)と違うじゃないですか。ジムリーダーだってチャンピオンだって基本的に使わないじゃないですか。なんか、そこだけが微妙に納得できてなくて。出来るだけ早めに御三家ポケモンを手持ちから外してしまうんです。そうしないと自分が特別すぎる存在に思えてしまうんです。いや主人公は特別な存在ではあるけれど、一般からかけ離れた仲間外れな異質な存在になってしまう気がしてしまうんです。オーバーテクノロジーな気がしてしまうんです。ごっこ遊びがしたい僕は、今作ではパルデア人ごっこがしたい僕は、「待ってくれ! 僕も他のモブとかNPCと同じ感じの手持ちにされてくれ! そうじゃないとこの世界に溶け込めない気がする! 浮いてる気がするんだっ!」とおぞましい悲鳴をあげてしまうのです。周囲から浮くことを気にするなんてお前はゲームの中でも陰キャなのかって? そうだ。

僕が言いたいこと、意味分かります? なんかその世界の住人として不自然すぎる要素を持ってしまいそうで怖いんですよね。ゲームの主人公とは他の人とは違う異質な何かを持つものではありますが、ちょっとコヒボ的なキャパを超えてしまうというか。なんか普通にNPCとして他のプレイヤーのゲーム画面に登場しても変じゃない手持ちにしたいんですよね。これはポケモンに限らず他のゲームでも似たようなことを感じてしまうんです。マジで上手く言語化できないけれど、僕にとっては切実なクソデカ感情なのです。分かってもらえるでしょうか。誰か共感してくれる人がいたら人間の言葉に翻訳してもらえませんか。いえ、やっぱりいいです。「もしかしてコヒボの言いたいことってこういうことじゃない?」と優しく言われても、天邪鬼な僕は「うるせえ! てめえが俺を理解した気になるんじゃねえ!」と逆ギレしてしまいそうです。このような小難しいことをウダウダ考える人間がいるということを知ってもらえるだけで今は充分です。僕のような矮小な生物の鳴き声を知っていてください。ここに生息しています。あなたの心のポケモン図鑑に僕を登録してください。コヒボ オタクポケモン ノーマルタイプ わざ「いちゃもん ぎゃくばり ひきこもる さきのばし」 特性はどうしましょうか。そうだ、びびり で。

 

まとめると「俺はポケモンを買う前に攻略サイトポケモン図鑑のページだけ見てお気に入りの子を物色するぜ→好きな子が出る方のバージョンを買うぜ→目星をつけた子達で旅パ(仮)を作ってそいつらを迎えに行く冒険をするぜ」ってことですね。なんでこれだけのことを説明するのにこんなに長くなってしまうのだろうか。

最初はポケモンSVが如何に神ゲーかを熱弁する記事の予定だったんですよ。おっかしーなー。

ポケモンSV面白かったですね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おつかれさまでスター!

 

 

ホゲータなら簡単に描けるはずでした