コヒ簿

ゲームの感想を書いたり書かなかったりします

コヒボ、初代スプラトゥーンを思い出す

 

 

 

大学のテスト終わりに買いました

スプラトゥーンを知ったのは有名ゲーム実況者さんの投稿動画でした。その頃、数少ない友人と彼の家にあった64スマブラでよく遊んでいました。「新しいスマブラもやってみたくね?」とスマブラfor WiiUを遊ぶために僕がWii Uを購入し、どうせなら一人でも遊べるゲームを買おうと動画で面白そうだったスプラを購入したという流れです。

大学のテストが終わり解放感が後押ししてくれたのもあり、そのまま直行でヨドバシカメラに買いに来ました。テレビも持っていなかったので次の日に近所のヤマダ電機でお正月セールの売れ残りのクソ安いテレビも調達。ゲーミングモニターなんていうものは存在すら知らない頃です。

 

スプラ発売から半年以上経っており、はじめて起動して最初にみたニュースが「ハイドラントカスタム追加(ブキチコレクションはまだなかったので当時の最後に追加されたブキ)」「アンチョビットゲームズ追加(1のラスト追加ステージ)」あとフェスの告知でした。乗り遅れてる感は少なからずありましたが、その後もバランス調整やフェス、ブキチコレクションの追加などはあったので、飽きることなくとても楽しめました。むしろほぼ全ブキ全ステが整ってから始められたと思えば最高のタイミングだったのかもしれないですね。

 

 

 

ダイナモローラーに沼(ハマ)る

塗るという行為がとにかく楽しかったです。エイムが全くなかったため、最初は当たり判定が大きなホクサイやノヴァブラスターが好きでした。そして出会ってしまうんですね。ダイナモローラーに。

1と2では性能がかなり違いますが、1のダイナモはエゲツねえくらい塗れる武器でした。形としては手の平を下にしてパーにして前に突き出した形にインクが飛んでいくんですね(超絶分かりやすい説明)。これが塗れるのなんの。広範囲を一度に塗れる爽快感にハマりました。エイムが上手くなくても、それなりにキルが取れる火力も魅力的です。

見た目もとても鉄鉄しくてカッコいい! デッカくて強そうで金属! 後に発売されるブキコレクションのフィギュアも持ってました。ダイナモはジャンプ攻撃するのが主流だと思うのですが、そのときのイカちゃんの後ろ姿が可愛いんですよ。あんな重そうなローラーを頭の上くらいまで持ち上げてピョーンと高く飛ぶ後ろ姿。かわいいの一言に尽きますね。

 

「俺はダイナモ使いとしてやっていくぜ!」と決意してからは、ガチマッチで己のウデマエを上げ続けてウデマエをカンストさせることが目標になります。これはスプラに限りませんが、僕は『〇〇使いの××』みたいな肩書きに弱いのか、何かの専門家みたいなやつにすごく惹かれちゃうんですよね。1つのブキを極めてる人は職人みたいでかっこいいと思います。

凝り性で情報を調べまくって纏めることにまるで面倒くささを感じない性格なのもあり、めっっっちゃスプラトゥーンを研究してました。攻略記事やブログを読んだり動画を漁ったり考察ツイートしてる人を探したり上位勢の生放送を見まくったり……プレイ以外の時間も楽しかったですね。この辺でググるコツとか調べるテクニックとかが向上した気がします。本気で何かに打ち込むって最高だぜ。

 

 

 

ガチマッチにどっぷり潜ります

かなり真面目に取り組んでました。カンストできずに終わるのは嫌だっていう負けず嫌いな側面も大きかったとは思いますが、何よりダイナモローラーでスプラをやるというのが楽しすぎたんですよね。波のようなインクでバッシャーンと塗る爽快感、堪りません。『操作していて楽しい』というのは個人的に物凄く大事な要素だと思います。もちろん対戦ゲームですから負けが込むこともありストレス半端ねえぜって萎えることもあります。そんな時でも、それでも楽しいから続けられる、そう思えるような楽しさがダイナモの操作感にはありました。当時からそう思っていたので思い出補正ではありませんよ? やはり『好き』や『楽しい』をモチベーションに出来ると人は頑張れるものです。恋と一緒ですね。ははっ

 

しかしながら、楽しいからとただ遊んでるだけでカンストできるほどガチマッチは甘くなかったです。具体的に言うとS+99を目指すわけですが、S+85から先が本当に長かった……。当時からTwitterで僕と繋がっていたフレンド様たちは僕がガチマで苦しんでいるツイートをしたり「もっとこうしたら勝てるのではないか」という考察ツイートを垂れ流ししていたのを見ていた事だろうと思います。あの節は本当に読んでるだけで疲れるツイートの数々、失礼しました。

 

僕はふわふわした感想でなんとなくの反省を繰り返していては何事も上達しないと考えています。出来るだけ具体的な言葉で現状を把握して、過去を反省して、次から繰り返さないようにしたいですよね。僕はゲームが上手くないので、とにかく何かしら変わり続けて向上し続けなければいけないのです。時には失敗して下がったり、時には上手く行って上がったり。それを繰り返してコツコツと。

なので、iPhoneのメモ帳にガチマッチの反省点や行動指針を書き込んだり、迷走しないようにダイナモローラーの特性や長所短所をメモするようにしてました。試合の前後で書き込み見返して頭に叩き込みブツブツ唱えながらプレイするという珍妙な光景。このメモ魔作戦は結果的に大成功で、2でも引き続き行いましたし、3でもやる予定です。

これを見ると当時の自分が考えていたことをかなり鮮明に思い出せます。僕個人の主観ですが、1のダイナモがどのようなブキだったのかをさらっと簡単に解説します。

 

 

 

ダイナモはこんなブキでした(コヒボ視点)

※基本的にガチエリアの話をしてます

※ゾンビステジャンダイナモの話です

〇メインの塗りと圧が強い

とても優秀な範囲攻撃&塗り&1確射程。最大射程のダメージプレッシャーと塗りで敵を下がらせて味方のライン上げ&足場塗り基礎塗り作り。度重なる弱体化はあれど、しっかりエイムを合わせれば問題ないメインの圧力でゴリ押ししていく。

〇スーパーセンサーが相性抜群

インクの消費が激しい欠点をノーモーションインク全回復&完全索敵のSPで補える。インクがゼロになるタイミングでちょうどSPが溜まるように立ち回るのが理想。一生メインを振り続けることが出来る。索敵効果も味方の後押しになるので惜しまず使う。メインの塗りも含めて味方の索敵の手間を出来るだけゼロにする。

〇ヘイトをクソほど稼げる

ブキと攻撃挙動が目立つ上にエリアのカウントに触り続けるため、ひたすら身体を晒し続けてメインを振り続けてヘイトを稼ぐことで味方にやりたいことをやってもらいやすくなる。必須ギアがメインク(1振り追加できるくらい)だけなので、それ以外を復活時間短縮とステジャンにして、とにかく盤面に触れる機会と塗る時間を増やしていく。自チームの塗りが強くなりダメージプレッシャーもかけられるので味方も攻めやすい。さらに自分が相手としつこく対面できるので敵の無敵系SPが自分に使われる。ガチマの味方のギアは分からないけど、ゾンビギアの自分に使われるなら損害を最小限に抑えられる。

 

 

……だいたいこんなブキでした。凄く簡単にいうと「塗りが強いよ、ヘイトを稼ぐよ、ゾンビステジャンでずっと戦うよ、味方はセンサーの索敵と塗りがあるのと敵はダイナモを狙うから好きなことやりやすいよ頑張れ!」って感じです。味方にいて嬉しいダイナモになろうと頑張ってました。当時ゾンビステジャンの強みを勘違いして戦犯するダイナモ使いは非常に多かったと思います。ブキの強みを活かすことやチームゲームであることは強く意識していました。

もちろんギアが違えば違う戦い方にもなりますし、対抗戦や大会環境ではまた違うゲームになるのも理解しています。1は2と違ってギアが作りにくかったので限界はありましたが、僕もいろんなギアを試しました。攻撃やイカ速やスタートレーダーやカムバックやうらみなど、ほぼ全てのギアパワーを考察してました。スタートレーダーとか楽しくて好きでしたね。

僕のゲームのセンスだと、ゾンビギアじゃないと無敵SPの多さや他強武器の多さについていけなかった、また前線に行かないプレイヤーが味方の場合の勝率があげられなかったというのもあり、積極的に自分が試合に関与するためにも復活時間短縮は必要だと判断してました。「有名なプレイヤーが強いと言っていたから」とか「このギアをつけてる人が多いから」とかそんな理由ではなく、ちゃんと自分で考えて試行錯誤しちゃんと結果に繋がったのは良い経験になったと思います。

 

 

 

なんやかんやカンストしました

ギアを試行錯誤したり立ち回りを試行錯誤したり、莫大なトライアンドエラーを繰り返してたら、スプラ1を購入してから9ヶ月くらいでなんとかS+99になりました。そのときはカムバックゾンビステジャンギアを試しているときでした。達成感半端なかったです。あのときは嬉しかったなぁ……。

目標を無事に達成できたしスプラは終わりかな、と思いきや、そこからもずっっっとガチマで遊ぶのはやめませんでした。一度カンストを踏めるとリラックスして遊べるようになったからかS+99から落ちてもまたすぐに戻せたり、めっちゃ負けてS+30くらいまで落ちてもそっからコツコツ99まで上げたり、気負いなくガチマッチをエンジョイ出来ました。僕のクソ長ガチマ研究考察メモも更新され続けてました。自分の考えてるゲームのコツや必勝法みたいなものがそこまで間違いではないらしいと分かると嬉しいものですよね。

 

スプラ2の発売も発表されていたので、それまではスプラ1を遊び尽くそうと思っていたのです。スプラ2では『1から引き続きダイナモでウデマエカンストして、別のアカウントで2からの新武器で好きになったやつでもカンストする』……というのを目標にしてました。

 

 

 

まさか2でダイナモローラーがあんなことになるだなんて

 

 

 

まさかガチマのシステムが変わってしまうだなんて

 

 

 

このときの僕は想像もしていませんでした。

 

 

 

というわけで次回は『コヒボ、スプラ2を語る』です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

ダイナモローラー最高!